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OpenHands(旧OpenDevin)とは?AIが自動で開発を進める時代の幕開け

公開: 2025年10月15日•更新: 2025年10月15日•5分•執筆:齋藤雅人
OpenHandsのエージェント構成イメージ

OpenHands(旧OpenDevin)は、AIがソフトウェアエンジニアとして自律的に開発を行うことを目的としたオープンソースプロジェクトです。
2024年に「OpenDevin」として登場し、現在は新組織 All Hands AI により「OpenHands」として継続開発されています。

本記事では、OpenHandsの特徴や仕組み、Lovable(旧GPT Engineer)やBolt.newとの違い、セットアップ方法、今後の展望までを一次情報に基づいて整理します。


この記事でわかること

  • OpenHands(旧OpenDevin)の概要と開発目的
  • 既存のAI開発ツール(Lovable, Bolt.new)との違い
  • Devin AgentからOpenHandsへ発展した背景と構造
  • 実装例:OpenHandsのセットアップと実行方法
  • 現状の課題と今後の展望

OpenHandsとは:AIが“開発者”として動くオープンソースプロジェクト

出典: All Hands AI公式サイト

OpenHandsは、「AIがソフトウェアエンジニアとして自律的に開発を行う」ことを目指すOSSプラットフォームです。
2024年に公開された「OpenDevin」プロジェクトの後継として、All Hands AIチームによって開発が継続されています。

かつてのOpenDevinリポジトリgithub.com/OpenDevinは現在アーカイブされており、開発は
All Hands AIの新リポジトリgithub.com/All-Hands-AI/OpenHandsに移行しています。

OpenHandsは、AIエージェントが以下のような行動を自動で行う設計です。

  • コードの生成と編集
  • ターミナル操作(シェルコマンド実行)
  • ウェブ検索やドキュメント参照
  • 実行結果の解析と再修正

他のAI開発支援ツールとの違い

ツール名

位置づけ

主な特徴

Bolt.new

AIによるフルスタック生成

ブラウザ中心の実行環境(WebContainers)

Lovable(旧GPT Engineer)

LLMによるコード生成フレームワーク

対話を通じた段階的プロジェクト生成

OpenHands(旧OpenDevin)

エージェント型AI開発者

実行・修正・検証を自動で反復

Lovableは、もともとGPT Engineerという名前で知られていたプロジェクトです。
2025年1月にリブランドされ、商用版(gptengineer.app)はLovableに統合されました。
ただし、オープンソースのCLI版「gpt-engineer」は現在もGitHubで継続公開されています。

OpenHandsは、こうしたツールと異なり「AIが自ら思考しながらコマンドを実行できる」点に最大の特徴があります。


仕組み:Devin AgentからOpenHandsへの進化

OpenDevin時代に開発された「Devin Agent」は、AIがコードを自律的に書き、動作させ、エラーを修正するための基盤でした。
この構造はOpenHandsにも継承され、以下の3つのステップで動作します。

  1. Perception(知覚):ファイル・ターミナル・エラー出力を解析
  2. Reasoning(思考):次に実行すべきアクションを推論
  3. Action(行動):コマンド発行・コード修正・検証を実行

OpenHands論文("OpenHands: An Open Platform for AI Software Developers as Generalist Agents")によれば、
エージェントはコード生成だけでなく、ブラウジング・ファイル編集・シェル操作・サンドボックス実行も行えるように設計されています。


セットアップと実行例(ローカル検証)

# クローン
git clone https://github.com/All-Hands-AI/OpenHands.git
cd OpenHands

# 依存関係インストール
pip install -r requirements.txt

# 起動
python main.py

初回起動後、AIエージェントがターミナルで起動し、対話形式で指示を受け付けます。
ブラウザUIは現在開発中で、CLI上での操作が主流です。

例:「このプロジェクトのテストコードを修正して」と入力すれば、AIがファイルを解析し、修正箇所を自動提案します。


注意点と課題

  • LLM APIキー(OpenAIやAnthropicなど)が必要
  • Python 3.10以上が推奨
  • 一部の機能(ブラウザ操作など)は実験的段階
  • エージェントの動作精度は依然として安定していない

また、旧OpenDevinの手順(ブラウザ起動やGUI利用)はすでに非推奨となっています。
最新のドキュメントはAll Hands AI公式リポジトリを参照する必要があります。


今後の展望

OpenHandsは、AIによる自律的なソフトウェア開発プラットフォームを目指しています。
将来的には以下のような発展が期待されています。

  • 複数AIエージェントの協調開発
  • DockerやKubernetes対応による汎用化
  • CI/CDとの自動連携
  • LovableやBolt.newとの連携による一貫開発環境化

これまでの「AIがコードを書く」段階を超え、
今後は「AIが開発を遂行する」時代の中心となる可能性があります。


関連リンク

  • OpenHands公式GitHubリポジトリ(https://github.com/All-Hands-AI/OpenHands)
  • OpenHands論文(https://arxiv.org/abs/2407.16741)
  • Lovable(旧GPT Engineer)公式サイト(https://lovable.dev/)
  • Bolt.new解説記事(https://lexia-hp.com/blog/bolt-new-ai-code-generator)

出典:All Hands AI公式GitHub・Lovable公式ブログ・StackBlitz関連資料(2025年10月時点)

最後までお読みいただきありがとうございます

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