Bun v1.3なにが変わった?公式動画から読み解く最新アップデート

2025年に入り、JavaScript界隈でじわじわ存在感を増しているのが「Bun(バン)」です。Node.jsやDenoと並ぶ“新しい実行環境”として知られていますが、今回そのBunに v1.3 という大きなアップデートが入り、公式から紹介動画も公開されました。
この記事では、その公式動画や公開情報をもとに、Bun v1.3で何が変わったのか、実務ではどんなメリットがあるのかを、できるだけ分かりやすく整理していきます。
この記事でわかること
- BunとはどんなJavaScriptランタイムなのか
- Bun v1.3で追加・改善されたポイント
- Node.jsやDenoと比べたときの立ち位置
- 実務でBunを使うと何が楽になるのか
Bunとは?ざっくりおさらい

Bunは、JavaScript / TypeScriptを高速に実行するためのランタイムです。
たとえるなら、
- Node.js:昔からある定番の軽トラック
- Deno:安全性を重視した最新モデル
- Bun:エンジンも荷台も全部新設計のスポーツカー
というイメージです。
Bunの特徴は、「実行する」「パッケージを管理する」「テストする」「ビルドする」といった作業を1つのツールでまとめてこなせる点にあります。
公式サイトでも、Bunは次のようなツール群をまとめて提供すると紹介されています。
- JavaScript / TypeScript ランタイム
- npm互換のパッケージ管理
- 高速なテストランナー
- ビルトインのバンドラー
参考:Bun公式サイト https://bun.sh/
公式動画で発表された Bun v1.3
今回のアップデートは、Bun公式YouTubeチャンネルで公開された動画で紹介されています。
Bun v1.3 公式動画: https://youtu.be/tk7qTNW5g0c
動画では、「より速く、より安定し、より実務で使いやすくなった」という点が強調されています。
v1.3で注目されているポイント
公開情報や紹介内容を整理すると、v1.3の主な方向性は次の3つです。
- 実行速度・メモリ使用量の改善
- Node.js互換性の向上
- 実務でつまずきやすい部分の調整
細かい数値の話よりも、「日常的に使っていてストレスが減るアップデート」という印象が強い内容です。
参考:Bun公式ブログ(v1.3リリース) https://bun.sh/blog/bun-v1.3
実務目線で感じるBun v1.3の良さ
Bunの良さは、派手な新機能よりも「地味だけど効く改善」にあります。
開発の流れがシンプルになる
たとえばNode.js環境では、
- npmやyarnでパッケージ管理
- jestやvitestでテスト
- webpackやesbuildでビルド
と、ツールが分かれがちです。
Bunの場合は、
bun installbun testbun run
といった具合に、同じコマンド体系で完結します。
これは、工具箱をいくつも持ち歩く代わりに、よく切れる多機能ナイフ1本で済む感覚に近いです。
Node.jsからの移行も現実的に
v1.3ではNode.js互換の改善も進んでおり、既存のnpmパッケージがそのまま動くケースも増えています。
「いきなり全部Bunにする」のではなく、
- 個人開発
- 小規模API
- 検証用プロジェクト
から試してみる、という使い方が現実的です。
参考:Bun GitHubリポジトリ https://github.com/oven-sh/bun
Node.jsやDenoと比べるとどう?
よくある疑問として、「結局どれを選べばいいの?」という話があります。
ざっくり整理すると、
- Node.js:安定性・実績重視
- Deno:セキュリティや設計思想を重視
- Bun:開発スピードと体験を重視
という立ち位置です。
Bun v1.3によって、「速いけど実験的」という印象から、「試してもいい選択肢」へ一段階進んだと言えそうです。
まとめ
Bun v1.3は、
- 目立つ派手さよりも
- 日々の開発で感じるストレスを減らす
そんな方向に進んだアップデートでした。
Node.jsがすぐに不要になるわけではありませんが、
- 新しいプロジェクト
- 個人開発
- 学習用途
では、Bunを選ぶ理由は確実に増えています。
まずは公式動画を見て、気になったら小さなプロジェクトで触ってみる。 それくらいの距離感が、今のBun v1.3にはちょうど良さそうです。
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